中学校で行われた郷土料理体験に参加してきました
2018年 06月 15日
中学1年生の皆さんと朴葉寿司を作ってきました。
先生が掲げた課題が、
『この地域の郷土食である朴葉寿司を実際に作ってみて、その良さや特徴を確かめよう』ということで、
まず、こびちゃんのメンバーから朴葉寿司についてお話がありました。

「農繁期は家族全員が朝から晩まで忙しいので、田植えなどの前日の夜に朴葉寿司を作っておいて翌日に食べていました。
朴の葉っぱには殺菌作用があるので腐りにくいし、そのまま持って食べられるし、野菜や魚も一緒に食べられるので、
あとはお吸い物ぐらいを作っておけばご飯の支度を気にせずに農作業ができたので、昔からこの時期によく食べられていました。」
と教えて頂きました。
昔は、田植えの日には学校が休みになり、子ども達も手伝っていたそうです。
その後、班に分かれて調理開始です。
①朴葉を洗う
葉っぱの裏に、虫の卵が付いていることがあるので、気を付けながら洗います。
②酢飯を冷ます
合わせ酢を回しかけ混ぜ合わせながら、うちわであおぎ手早く冷まします
③薄焼卵を作る
焼けたらまな板に乗せ、短冊に切ります。
塩茹でし、うちわであおいで冷まします。
⑤シーチキンを炒りつける
砂糖と塩を入れ、焦がさないように炒りつけて冷まします。
⑥朴葉に酢飯を乗せる
大体均等になる様に乗せていきます。
⑦具材をお好みに合わせて盛り付ける
皆さん、上手にに盛り付けていました。
⑧折りたたんで互い違いに積み重ねしばらく置いておく
酢飯と具材が馴染むまで重ねておきます。
そうする事で、朴葉の香りも酢飯に移り、美味しさが増します。

完成です!!!
皆さんと一緒にいただきました。
食後に、生徒の皆さんから、
『思っていたより簡単だったので家でも作ってみたいです。』
『家で手伝ったことがあるけど、その時よりも簡単に作れたので家で話します。』などと、
感想を聞かせて頂きました。
付知町内でも、朴葉寿司に乗せる具材は各家庭によって違いますが、
昔からこの地域に伝わる大切な郷土料理の1つなので、
今回の体験を忘れずに受け継いでいって欲しいと思います。
ありがとうございました。